【体験談】適応障害と診断されてから休職せずに快方へ向かった私のリカバリ方法

キャリア・セルフケア

はじめに

私は、今年の5月13日に医師から適応障害と診断を受けました。その後、リーダーから一(いち)担当者として働き続けながらも、快方に向かっていることをご報告したいと思います。

この記事で伝えたいこと

  • 適応障害から悪化させずにリカバリできたプロセス
  • 「休職しない」という選択肢と、それを支えた環境調整の内容
  • 同じ悩みを持っているビジネスパーソンへのエール

勇気をもって受診したメンタルクリニックと妻の言葉に救われた「診断書」

4月から始まった新しい職場環境で心身の不調を感じていた私は、5月13日、勇気をもってメンタルクリニックを受診しました。
その際、医師から「適応障害」と診断されました。
正直、最初は診断書をもらうつもりはありませんでした。
その理由は、当時の私には、「診断書をもらう」=「休職する」という思い込みがありましたためです。
「体調はよくないけれど、休職するほどではない」と感じていた私は、妻から診断書を勧められたときも、あまり乗り気ではありませんでした。
しかし、そんな私の背中を押してくれたのは、妻からの「何のためにメンタルクリニックに行くの!」という言葉でした。
そこで、私は医師との面談のなかで、流れによっては診断書について相談してみよう、と思いました(前日の時点でも診断書をもらうかは50:50の気持ちでした)。
翌日の医師との面談の最中、おそるおそる「私のこの状態で診断書を出してもらうことは出来ますか?」と聞いたところ、あっさりと「出来ますよ」とのお返事。
正直、診断書というものを重く見ていた私にとって、すこし拍子抜けするようなあっさりとしたお言葉でした。
それでもすこし迷いましたが、最終的には念のためにもらっておこう、と思い、診断書を出していただくことにしました。
結果的には、このときの判断が、私の適応障害からの回復を大きく快方に向かわせてくれる助けになりました。

所属長との1on1:診断書が持つ「説明力」

翌日は、4月から毎週行っていた、所属長との1on1ミーティング(オンライン)がありました。
当時の私は、「最近人の話がスムーズに頭に入ってこない」「ミスが増えている」状態であり、当時の低下していた私の説明力では状況が正しく伝わらなかったかもしれません。
しかし、口頭説明に加えて、昨日紙でもらった診断書を画像にしておき、それをオンラインミーティングで画面共有したことで、状況が一発で伝わりました。
面談後、当日中に「リーダーを降りる」という判断を所属長が下してくれました。

【教訓】医師の診断書は「休職前提ではない。」メンタルクリニックの受診まで考えているときは、自身が弱っており、説明する力や判断する力、考える力等がこれまでの自分よりも落ちている可能性がある。だから、医師の診断書は自分自身の低下した説明力を補強する意味で効果的なツールになる。だから、「休職するほど不調ではないから、診断書をもらうのは行き過ぎだ」などと考える必要はない。

ストレス原因(リーダー職)を手放して起きた変化

これまで「適応障害」という言葉は聞いたことがありましたが、それが具体的にどのような症状なのか、私には知識がありませんでした。
そのためインターネットの記事やYoutubeを検索して調べたところ、「ストレス原因を取り除く」ことが最も効果的であるらしいことが分かりました。
自分にとってのストレス原因は、明確に分かっていました。
4月から始まった新しい職場環境での「リーダーという立場」です。
その「リーダーという立場」から「いち担当という立場」になったことにより、その日から気持ちがスッと軽くなった感じがありました。
具体的に体感した変化は、それまでずっと下(地面)ばかり向いてうつむいて歩いていた自分が、外を歩くときに「前を向いて歩ける時間」が増えたことでした。

「休職しない」という選択が自分に合っていた理由

なぜ休職しなかったのか?

医師との面談を受ける前から、「休職するほどの体調ではない」という体感はありました。
ただ、弱っているときは判断力も低下している可能性があるから、自己判断は危険と考えていたため、医師の診断を受け、もし医師から休職を勧められたら、その方向で進めよう、と考えていました。
整理すると、以下3点になります。

  • 働けないほどではないという自己分析(ただし、弱っている状態での自己分析なので、自分以外の第3者(医師)の意見をもらう。
  • リーダーは無理でも「一担当」なら働けるだろうという感覚。
  • 完全に休むと、日中頭がヒマになり、余計なことを考えてしまうことでメンタルに悪影響が出そうという直感。

現在の状況(6/6時点)

リーダから一担当になり、通常時でも人一倍「気にしい」な私は「人にどう思われるかな」と気になりましたが、とくに突っ込まれることもなく、一担当として問題なく働けています。
結果的には、当時の直感を信じて正解でした。

回復を支える「服薬状況」と「日々のルーティン」

服薬との付き合い方(リアルな実績):

医師から睡眠薬と抗不安薬をそれぞれ1種類ずつ、処方していただきました。
実際には、毎日必ず飲んでいるわけではなく、頓服として活用しています。
5/13から6/5までの、リアルな服薬実績を公開します(服薬した:○、服薬しなかった:ー)。

日にち睡眠薬抗不安薬
5/13
5/14
5/15
5/16
5/17
5/18
5/19
5/20
5/21
5/22
5/23
5/24
5/25
5/26
5/27○○
5/28
5/29
5/30
5/31
6/1
6/2
6/3
6/4
6/5

服薬実績を確認してみて思うのは、自分の適応障害はストレス原因を取り除いたことで明らかに良くなったけれど、完全に治った、という訳ではないのだな、ということです。
そう考える理由は、診断から3週間が経ちましたが、服薬は毎日ではないけど、現在も続いているからです。
このことから学んだことは、以下の3点です。

  • 治ったからもう大丈夫、と過信しない。
  • あせらずにゆっくり快方に向かっていることを認識すること。
  • 無理をしない&欲を出さない。

メンタルを維持する趣味の継続

週末の日帰り温泉とサウナは、診断前と変わらず行くことが出来ています。
もともと、私が毎週のように行っている日帰り温泉の効能には、うつ状態に効果があることが明記されています。
また、適応障害と診断されても、毎日の仕事終わりに行う30〜40分の夜散歩も継続できていました。
普段は自宅でのテレワークが多いので、外の空気を吸う、身体を動かすことで、よいリフレッシュ効果になっています。
こういったセルフメンテナンスを継続して、今後も快方への手助けにしたいと考えています。

まとめ(結論と伝えたいメッセージ)

結論:

私の場合は、診断後すぐに「リーダーを降りる」ことでストレス原因を排除できたため、これ以上悪化させずに快方に向かうことができました。
やはり、「適応障害」の場合は、その原因である「ストレス原因を排除する」ことが最も効果的なのだなと実感しました。

伝えたいメッセージ

私の経験においては、医師の診断書をもらうことが、必ずしも休職につながる訳ではない、ことが確認できました。
心身が不調のときは、自分が何に困っているかを、うまく人に説明できない影響が出てしまっている可能性があります。
そのようなときに、第3者(医師)の客観的な診断結果があると、それを見せながら人に説明ができるので、口頭で説明するよりも説得力が生まれます。
また、私の場合は適応障害でも散歩や軽いジョギングなど、身体を動かすことは診断前とほぼ同じようにできました。
頭でモヤモヤ考えているのを消化させるためにも、散歩や軽いジョギングは有効でした。

私のこの実体験をもとにした記事が、どなたかのお役に立てれば幸いです。

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